Androidスマホユーザーがスマートウォッチを選ぶなら、Wear OS搭載機種を選んでみるのがおすすめです。AndoridベースのWear OSなら、PixelやGalaxy、Xperia、AQUOSなどのAndroid機種と相性が良く、スマートウォッチ本来の便利さを100%体験することが出来ます。今回の記事では、Andoridスマホと一緒に使いたい、Wear OS搭載スマートウォッチのおすすめ機種を紹介しています。Wear OS搭載スマートウォッチのメリットやデメリットも紹介しているので、Wear OS搭載機種が気になっている人は是非参考に。
目次
Wear OS搭載スマートウォッチとは
Wear OS搭載スマートウォッチとは、GoogleがAndroidをベースに開発したスマートウォッチ向けOSであるWear OS(旧Android Wear)を搭載した機種のことです。スマートウォッチメーカーの独自OSを採用した機種と違い、多くのAndroidスマホと互換性があり、Androidスマホの多くの機能を手元で利用出来るのが大きな特徴です。
Wear OS搭載スマートウォッチのメリット
メリット①Androidスマホと相性が良い
Wear OS搭載スマートウォッチの最大のメリットは、Androidスマホと相性抜群である点です。スマートウォッチには手持ちのスマホと相性が良くない、そもそもAndroidスマホではペアリング出来ない機種も多々あるのですが、Androidをベースに開発されたWear OS搭載機種ならほとんどのAndroidスマホで問題なく使用出来ます。メール受信や電話着信など様々な通知を手元で受け取り、手元でメール返信や電話応答も可能で、Googleアシスタントも利用出来ます。
メリット②Google系アプリが使える
Wear OS搭載スマートウォッチは手元で様々なGoogle系アプリが使えるのも大きな魅力です。Wear OS搭載機種なら独自OS搭載機種と違い、Google FitやGoogle Map、Googleカレンダー、Googleウォレット、Gmail、Google KeepなどのGoogle系アプリを利用出来ます。Wear OS搭載機種なら、運動や健康の記録をGoogle Fitで一元管理出来ますし、Googleマップにより手元でナビを活用出来ますし、Gmailのメール本文も手元で読めて返信も出来ますし、Androidスマホユーザーにとっては非常に便利です。
メリット③Playストアからアプリをインストール出来る
Wear OS搭載スマートウォッチは最初から入っている純正アプリ以外に、Playストアからサードパーティ製アプリを自由にインストールし機能性を拡張出来ます。例えば、Wear OS版のLINE、カカオトーク、Amazon Music、Spotify、Nike Run Club、ヤマレコといったアプリを追加出来ます。特に、スマートウォッチ側の操作でLINEメッセージ本文を読んで返信が出来るのは大きな魅力です。また、ワークアウトにNike Run Clubや、登山にヤマレコが使えるのも魅力的です。
Wear OS搭載スマートウォッチのデメリット
デメリット①iPhoneだとほぼ使えない
Google系の人気アプリがスマートウォッチで使えるということで、iPhoneユーザーにとってもWear OS搭載スマートウォッチは魅力的ですが、残念ながらiPhoneユーザーだとWear OS搭載スマートウォッチはほぼ使えないため注意が必要です。そもそもiPhoneだとペアリング出来ない機種もありますし、iOS対応機種であってもメール返信が出来ない、電話応答が出来ないなど使える機能が制限されます。そのため、iPhoneユーザーにWear OS搭載スマートウォッチはおすすめ出来ません。
デメリット②バッテリー持ちが悪い
Androidスマホと相性抜群のWear OS搭載スマートウォッチであっても、Androidスマホユーザーに大きなデメリットがあります。それが、Wear OS搭載スマートウォッチはバッテリー持ちが悪いところです。Wear OS搭載スマートウォッチはAndroidスマホと連携が抜群であり、高性能であるがゆえにバッテリー持ちが最大1〜3日程度と短いです。独自OS搭載機種だと、1週間以上、さらには1ヶ月以上もバッテリーが持つ機種もあるため、バッテリー持ちを重要視するなら、Wear OS搭載機種は避けておいた方が無難です。
Wear OS搭載スマートウォッチの人気メーカー
- Google(グーグル)
- Galaxy(ギャラクシー)
- TicWatch(ティックウォッチ)
Wear OS搭載スマートウォッチは、どんなメーカー(ブランド)が人気なのか。現状、日本国内向けにWear OS搭載機種を展開しているのは、Google社のPixel Watchシリーズと、Samsung社のGalaxy Watchシリーズ、Mobvoi社のTicWatchシリーズのみです。Pixel WatchとTicWatchはGoogle開発のWear OS by Googleを搭載し、Galaxy WatchはSamsungとGoogle共同開発のWear OS Powered by Samsungを搭載しています。基本的に、AndroidベースのOSであり、Google系アプリが使えて、Playストアからアプリを自由にインストール出来る点は同じです。
中国メーカーであるXiaomiやOPPOもWear OS搭載の最新機種を展開していますが、残念ながら日本国内での展開はありません。また、北欧生まれのSUUNTOは以前はWear OS搭載機種を展開していましたが、現行シリーズにWear OS搭載機種はありません。GarminやHUAWEI、Amazfitは独自OSです。
Wear OS搭載スマートウォッチのおすすめ
Google Pixel Watch 3
- 本家GoogleのWear OS搭載スマートウォッチ
- 手元でGoogle系アプリをフル活用出来る
- FeliCa対応でSuicaやiD、QUICPayが使える
- ストレスマネジメント機能を搭載し心身ともに健康管理
- 多彩なワークアウト機能
Wear OS搭載スマートウォッチを選びたいというAndroidスマホユーザーに一番におすすめしたいのが、本家Googleの純正スマートウォッチである「Google Pixel Watch 3(グーグルピクセルウォッチ3)」です。Google Pixelを使っている人はもちろん、その他のAndroidスマホを使っている人も、まずはこのGoogle Pixel Watchを選んでおけば間違いありません。
Google Pixel Watchの最大の魅力は、Googleが販売するWear OS搭載スマートウォッチであるため、Google系アプリを思う存分に手元でフル活用出来るところです。Google Fitで運動・健康記録を管理したり、Googleマップで地図を表示したり、Googleカレンダーで予定をチェックしたり、Gmailでメールに返信したり、Googleウォレットでキャッシュレス決済したり出来ます。Felica対応機種であり、Visaタッチ決済だけではなく、SuicaやiD、QUICPayなどの日本の電子マネーが使えるのも魅力的です。
また、Google Pixel WatchにはGoogle傘下のFitbitのヘルスケアテクノロジーが多数搭載され、cEDAセンサーによるストレスマネジメント機能や血中酸素、睡眠、エナジースコアなど多彩な健康管理機能を活用出来ます。フィットネス・スポーツ関連の機能も充実し、非常に機能的です。多くの人にとって欲しい機能が全て詰まったような機種であるため、初めてWear OS搭載スマートウォッチを購入するなら、まず選んでおいて間違いありません。
Galaxy Watch7
- Wear OS Powered by Samsung搭載スマートウォッチ
- Galaxyブランドらしい洗練されたデザイン
- パワフルな3nmプロセッサーによる快適な操作感
- AGEs指数や体組成など最先端のヘルスケア機能搭載
- 2周波GPSによる精度の高い位置情報取得
スタイリッシュかつ高性能なWear OS搭載スマートウォッチを求めるAndroidスマホユーザーには、Samsungの最新スマートウォッチである「Galaxy Watch7(ギャラクシーウォッチ7)」がおすすめです。
Galaxy Watch7の最大の魅力は、Google開発のAndroidベースのOSと、Samsungの最新テクノロジーが融合した高性能なAndroid向けスマートウォッチである点です。Wear OS Powered by Samsungを搭載し、様々なGoogle系アプリを活用したり、PlayストアからLINEやSpotifyなどのサードパーティ製アプリを追加可能です。もちろん、FeliCa対応でSuica・iD・QUICPayが利用可能。そこに、Galaxy独自の最新テクノロジーが追加され、毎日の食事の質のチェックに役立つ「AGEs指数」や手元で手軽に骨格筋や体脂肪量などの体組成データを計測出来る「体組成機能」などの業界最先端のヘルスケア機能を体験出来ます。睡眠時に出る音を記録するいびき検知機能や、睡眠パターンを分析しアドバイスを提供してくれる睡眠コーチ機能もあります。
さらに、一般的なGPS計測よりも精度の高い2周波GPSに対応しているため、スポーツやアウトドアでもより正確に活動ログを取ることが出来ます。ランニングではフォーム改善に役立つフォーム分析機能や、過去のペースと競争出来るレース機能もあり、ランニングウォッチとしても非常に優秀です。
Galaxy Watch Ultra
- Wear OS搭載スマートウォッチのハイエンドモデル
- プレミアム素材採用の高級感漂う外観
- MIL-STD810H準拠のタフネスボディ
- 省電力モードで最大100時間のロングバッテリー
- LTE対応で時計単独で音声通話やデータ通信が可能
Wear OS搭載の機能性最強のスマートウォッチが欲しいという人には、Wear OS Powered by Samsung搭載のGalaxy Watchシリーズのハイエンドモデルである「Galaxy Watch Ultra(ギャラクシーウォッチウルトラ)」がおすすめです。
Galaxy Watch Ultraの最大の魅力は、ハイエンドモデルに相応しい高級感とタフネス性能を兼ね備えたボディである点です。高級腕時計に使われるプレミアム素材であるサファイアクリスタルガラスを風防に、チタニウムをベゼルに採用し、大人な魅力と風格溢れる外観となっています。そして、米国国防総省制定の軍用製品の調達基準であるMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠しており、熱や寒さ、衝撃などに強い頑丈なボディとなっています。10気圧防水やウォーターロックモードを備え、水にも強い作りです。山間部でも精度の高い位置情報取得を実現するデュアルバンド対応GPSを搭載し、運動時省電力モードで最大48時間のロングバッテリーを備え、万が一の事態に役立つ最大86dBのセーフティサイレン機能を搭載しているため、アウトドアシーンにも非常に頼りになるウォッチとなっています。
さらに、キャリアのGalaxy Watch向けプランを契約することで、時計単独で音声通話やデータ通信が出来るLTE対応モデルである点も魅力的です。Galaxy Watch Ultraがあれば、近くにスマホがなくても、メール返信や電話発信、地図表示、音楽ストリーミング再生などが出来て便利です。
TicWatch E3
- Wear OS搭載スマートウォッチのコスパ最強モデル
- 安くてもGoogle系アプリがしっかり使える
- Playストアにてサードパーティ製アプリを追加可能
- GPSセンサーを搭載し時計単体で走行距離計測可能
- 心拍数や血中酸素などを測定可能
安い価格で買えるWear OS搭載スマートウォッチが欲しいという人には、Wear OS搭載機種が多数ラインナップされているTicWatchシリーズの入門機である「TicWatch E3(ティックウォッチE3)」がおすすめです。
TicWatch E3の最大の魅力は、市場価格1万円台で買えるコスパ最強のWear OS搭載スマートウォッチである点です。Google開発のWear OSを搭載し、Google FitやGoogle Map、Googleカレンダー、GmailなどのGoogle系アプリが使えます。当然、Playストアも使えて、多数あるアプリの中から自由に好きなアプリを追加可能です。Googleアシスタントも使えて、市場価格1万円台というのは非常に驚きのコスパ。
その他の機能面では、心拍数や血中酸素、睡眠などの定番の健康管理機能を搭載。100種類以上のスポーツモードを搭載し、GPSセンサーを内蔵しているため、時計単体でランニングやサイクリングなどの走行距離を計測可能です。予算を出来るだけ抑えてWear OS搭載機種を選ぶなら、間違いのない機種です。
TicWatch Pro 5
- TicWatchのWear OS搭載の人気機種
- ビジネスシーンにも馴染むスタイリッシュなデザイン
- Snapdragon W5+ Gen 1による快適な操作感
- AMOLEDとFSTN液晶を組み合わせた次世代型ディスプレイ
- 最大80時間のロングバッテリー
コストパフォーマンスに優れたTicWatchシリーズの中から、おしゃれで高機能なWear OS搭載スマートウォッチを選ぶなら、売れ筋モデルである「TicWatch Pro 5(ティックウォッチプロ5)」がおすすめです。
TicWatch Pro 5の最大の魅力は、ビジネスシーンでもカッコよく着用出来る都会的で洗練されたデザインのWear OS搭載機種である点です。ベゼルには光沢感あるステンレススチールベゼルを採用し、市場価格3万円台半ばで買える機種とは思えない高級感があります。また、重要なチップセットには次世代型のSnapdragon W5+ Gen 1を搭載し、スムーズな接続で、応答性もよく、快適な操作感となっています。ディスプレイにはTicWatchシリーズの象徴とも言える、高精細AMOLEDと超低消費電力ディスプレイFSTN液晶の組み合わせである2層ディスプレイを採用し、Wear OS搭載機種としては非常に長い最大80時間のバッテリー持ちを誇ります。
110種類以上のスポーツモードを備え、リカバリータイムやVO2MAXなどの機能も搭載し、運動用としても便利に活用出来ます。また、コンパスや気圧計を搭載し、ナビゲーション機能も備えるため、アウトドアでも重宝します。ビジネスからスポーツに、アウトドアにと、幅広いシーンにおすすめ出来る高コスパのWear OS搭載機種です。
TicWatch Atras
- TicWatchのWear OS搭載アウトドアウォッチ
- TicWatch史上最強の堅牢性を備えるタフネス仕様
- Wear OS搭載機種としては最強レベルの90時間バッテリー
- コンパスや気圧計、高度計、マルチGNSSを備え登山に最適
- 最新のヒートマップ機能やTicMotion搭載
Wear OS搭載のアウトドア向けスマートウォッチが欲しいという人には、TicWatchシリーズの最新ハイエンドモデルである「TicWatch Atras(ティックウォッチアトラス)」がおすすめです。
TicWatch Atrasの最大の魅力は、Wear OS搭載の高性能なアウトドア向けモデルが定価5万円以下で買えるコスパの良さです。Wear OS向けのヤマレコやYAMAPが利用可能で、ABC機能(気圧計・高度計・コンパス)も搭載しています。風防にはダイヤモンドに次ぐ硬さを誇るサファイアクリスタルガラスを採用し画面に傷が付きにくい仕様で、ベゼルにはサンドブラスト加工が施されたスチールベゼルを採用し耐久性が高い作りとなっています。軍用規格であるMIL-STD-810Hに準拠し、耐熱性や耐衝撃性、耐水性、防塵性、防湿性も高く、非常にタフなスマートウォッチです。スマートモードで最大90時間、エッセンシャルモードで最大45日間のロングバッテリーを搭載し、まさにアウトドア向けモデルです。
また、110種類以上のワークアウトモードを搭載し、球技系スポーツでの振り返りに役立つヒートマップ機能や、自動的にワークアウトを認識し計測開始するTicMotionを搭載し、フィットネス・スポーツ用としても優秀です。
Wear OS搭載スマートウォッチのおすすめ全機種のスペック比較表まとめ
機種 | Google Pixel Watch3 |
Galaxy Watch7 |
Galaxy Watch Ultra |
TicWatch E3 |
TicWatch Pro5 |
TicWatch Atras |
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画像 | ![]() |
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販売ページ | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |
発売日 | 2024/9/10 | 2024/7/31 | 2024/7/31 | 2021/6/16 | 2023/5/25 | 2024/10/16 |
価格 | 59,800円 | 62,700円 | 126,940円 | 23,999円 | 49,999円 | 49,999円 |
サイズ | 45x45x12.3mm | 44.4x44.4x9.7mm | 47.4x47.1x12.1mm | 44x47x12.6mm | 50.1x48x12.2mm | 52.2x47.8x12.05mm |
重量 | 37g | 33.8g | 60.5g | 32g | 44.3g | 47.2g |
ベゼル | アルミニウム | アルミニウム | チタニウム | ポリカーボネート | ステンレススチール | ステンレススチール |
バンド | シリコン | シリコン | シリコン | シリコン | シリコン | シリコン |
ディスプレイ | AMOLED | AMOLED | AMOLED | LCD | AMOLED+FSTN | AMOLED+FSTN |
画面解像度 | 416x416 | 480x480 | 480x480 | 360x360 | 466x466 | 466x466 |
防水 | 5 ATM | 5 ATM | 10 ATM | IP68 | 5 ATM | 5 ATM |
バッテリー | 24時間 | 30時間 | 60時間 | ? | 80時間 | 90時間 |
OS | Wear OS by Google | Wear OS by Sumsung | Wear OS by Sumsung | Wear OS by Google | Wear OS by Google | Wear OS by Google |
対応OS | Android | Android | Android | iOS/Android | iOS/Android | iOS/Android |
通知 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
通話 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
GPS | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
心拍計 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
血中酸素 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
心電図 | △ (未認可) |
△ (未認可) |
△ (未認可) |
- | - | - |
睡眠計 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
音楽再生 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
電子マネー | ○ | ○ | ○ | △ (Felica非対応) |
△ (Felica非対応) |
△ (Felica非対応) |
最後に:Androidユーザーなら、Androidと相性抜群のWear OS搭載機種を体験してみよう!
Androidスマホと相性の良いスマートウォッチを選ぶなら、AndroidベースのWear OSを搭載した機種を選んでおきたいところです。Wear OS搭載機種なら、Androidスマホに最初から入っているアプリと同じアプリがスマートウォッチでも活用出来ます。Playストアからお馴染みのアプリも多数追加可能です。Wear OS搭載スマートウォッチは、Pixel WatchシリーズやGalaxy Watchシリーズ、TicWatchシリーズなどがあるため、是非それらの中からお気に入りのウォッチを見つけてみましょう。