ほとんど充電しなくても使えるスマートウォッチが欲しいという人に、ソーラー充電対応スマートウォッチがおすすめです。太陽光でバッテリーを充電出来るソーラーパネル搭載機種なら、スマートウォッチ所有者にありがちな外出先でのバッテリー切れによるストレスや、毎日のように充電しないといけない煩わしさから解放されます。今回の記事では、外出中や屋外でのアクティビティ中に太陽光で勝手に充電出来る、ソーラー充電対応スマートウォッチのおすすめ最新機種を紹介しています。ガーミンやカシオなどの人気メーカーから今選ぶべきおすすめ機種を厳選しているので、ソーラー充電機能搭載機種に興味がある人は是非参考に。
目次
ソーラー充電対応スマートウォッチとは
ソーラー充電対応スマートウォッチとは、太陽光でバッテリーを充電出来るソーラー充電機能を搭載したスマートウォッチのことです。
ソーラー充電対応機種は、ディスプレイ周りにソーラーパネルを搭載し、太陽光を電気エネルギーへと変換し、その電気エネルギーをバッテリーとして蓄え、スマートウォッチの稼働時間を伸ばすことが出来る仕組みとなっています。そのため、一般的なスマートウォッチよりも1回のUSB充電で使える時間(日数)が圧倒的に長く、充電頻度も少なくて済むのが特徴となっています。主に、屋外での長時間アクティビティである登山やトレラン、釣りなどのアウトドアや、マラソンやサイクリングなどのスポーツを楽しむ人に人気です。
ソーラー充電対応スマートウォッチのメリット
メリット①バッテリー持ちが良い
ソーラー充電対応スマートウォッチの最大のメリットは、バッテリー持ちが驚異的である点です。一般的なスマートウォッチはバッテリーが1日持たない又は持っても数日程度という機種が多いのですが、ソーラー充電対応機種は1ヶ月以上、さらには2ヶ月以上連続使用可能な驚異的なバッテリー持ちを誇ります。ソーラー充電対応機種は、省電力性能に優れるMIPディスプレイと、太陽光を光エネルギーへと変換出来るソーラーパネルを組み合わせることにより、驚異的な長時間バッテリーを実現しているのです。
スマートウォッチモードだけではなく、アウトドアやスポーツでのGPS計測時のバッテリー持ちも驚異的です(一般的には数時間程度ですが、ソーラー充電対応機種なら優に24時間は超えますし、1週間近くバッテリーが持つモデルもあります)。
メリット②ほとんど充電しなくていい
ソーラー充電対応機種はバッテリー持ちが良いため、充電頻度が少なく済むのも大きなメリットです。ソーラー充電出来るスマートウォッチなら1ヶ月以上連続使用出来るのでほとんど充電が要りません。「毎日充電は面倒」、「数日おきに充電するのも面倒」、「充電するのをよく忘れる」といった人にこそソーラー充電対応機種がおすすめです。
ソーラー充電対応スマートウォッチのデメリット
デメリット①天候や季節によっては思ったよりもソーラー充電出来ない場合も
ソーラー充電対応スマートウォッチは太陽光で充電出来るため連続使用時間を伸ばすことが出来るのがメリットですが、曇りや雨の日には思ったよりもソーラー充電出来ない場合もあります。もちろん、曇りや雨の日でもソーラー充電は出来るのですが、晴れの日に比べると発電量(充電出来るバッテリー量)がグッと下がってしまいます。また、袖の長い服を着用しているとスマートウォッチのソーラーパネルが生地で隠れてしまうため、長袖を着る機会が増える秋や、ロングコートが必要になる冬場には、晴れた日でも上手くソーラー充電出来ていないなんてこともあります。
デメリット②解像度や発色が劣る
ソーラー充電対応機種は、他の一般的なスマートウォッチと比べると画面解像度や発色が劣ります。最近のスマートウォッチはスマホでお馴染みの高精細ディスプレイであるAMOLED(有機EL)を採用しているのに対し、ソーラー充電対応機種はMIPを採用しています。MIPは液晶を光らせる主光源にバックライトではなく太陽光を使用する反射型ディスプレイであるため、AMOLEDよりも省電力性能に優れ、夏の強い日差しの下でも画面が見やすいのですが、AMOLEDに比べると画質が劣るというデメリットがあるのです。
ソーラー充電対応スマートウォッチの人気メーカー
- Garmin(ガーミン)
- SUUNTO(スント)
- CASIO(カシオ)
太陽光で充電しバッテリー稼働時間を伸ばせるソーラー充電対応スマートウォッチが欲しいという人は、Garmin(ガーミン)、SUUNTO(スント)、CASIO(カシオ)の3社の中から選んでみるのがおすすめです。ガーミンとスント、カシオのソーラー充電対応機種は、発電効率の高いソーラーパネルを搭載し、元々のバッテリー容量も大きいため、1ヶ月以上さらには2ヶ月以上と長期間充電なしで使い続けることが出来ます。
特に、ソーラー充電対応スマートウォッチのメーカーとして圧倒的な人気を誇るのが、米国発の高性能スマートウォッチメーカーであるGarmin(ガーミン)です。ガーミンは従来のソーラーパネルよりも透明度が高く(見栄えが良い)、発電効率の高いPower Glassを開発し、独自のソーラー充電技術であるDual Powerテクノロジーをソーラー充電対応機種に搭載しています。ガーミンのソーラー充電技術は、Instinctシリーズやfenixシリーズなど多くのシリーズに搭載され、選べる選択肢が多いのもガーミンの魅力となっています。メーカー選びに迷ったら、まずはガーミンを選んでみるのがおすすめです。
ソーラー充電対応スマートウォッチのおすすめ
Garmin Instinct 2X Dual Power
- ガーミンの人気アウトドアGPSウォッチ
- MIL-STD-810準拠のタフネスボディ
- 無制限で使える高発電効率のソーラー充電機能
- LEDフラッシュライトを内蔵し暗所での作業が捗る
- アウトドアに欠かせないGPSやABC機能を搭載
ソーラー充電対応スマートウォッチを選ぶなら、発電効率の高いガーミン独自のソーラー充電テクノロジーであるDual Powerテクノロジーを搭載した、「Instinct 2X Dual Power(インスティンクト2Xデュアルパワー)」がおすすめです。
ガーミンのInstinct 2X Dual Powerの最大の魅力は、スマートウォッチモードで無制限に連続使用出来る最強のソーラー充電対応スマートウォッチである点です。元々最大40日間連続使用出来る超ロングバッテリーを搭載し、そこにソーラー発電分を加えることが出来、ほぼほぼ充電不要で使える驚異的なスマートウォッチとなっています。また、米国国防総省が定める米軍調達基準のMIL-STD-810準拠の、耐熱性や耐水性、耐衝撃性に優れた頑丈なボディとなっているのも魅力的です。GPSセンサーやABC機能(高度計・気圧計・コンパス)、LEDフラッシュライト機能、トラックバックルーティング機能(スタート地点へと戻る機能)を備えるなど登山やトレッキング、ハイキング、キャンプ、釣りなどのアウトドアシーンにとても頼りになる機種です。
さらに、通知機能や健康管理機能、電子マネー機能を備えるなど、普段使いでも便利に活用出来る高性能なスマートウォッチとなっています。アウトドアで使いたい、頑丈なスマートウォッチが欲しい、ほぼ充電しなくても使えるソーラー充電対応機種が欲しいという人に一押しです。
Garmin Instinct Crossover Dual Power
- アナログ時計とスマート機能が融合したハイブリッドタイプ
- アナログ時計同様に時計針があるデザイン
- RevoDriveテクノロジーによる正確な時刻補正
- ソーラー充電機能を活用し最大2ヶ月以上使える
- アウトドア機能やスポーツ機能が充実
カッコいいデザインのソーラー充電対応スマートウォッチが欲しいという人には、Garmin(ガーミン)のアウトドアGPSウォッチシリーズであるInstinctシリーズの「Instinct Crossover Dual Power(インスティンクトクロスオーバーデュアルパワー)」がおすすめです。
ガーミンのインスティンクトクロスオーバーデュアルパワーの最大の魅力は、アナログ時計のクラシックなデザインとスマートウォッチの便利機能が融合したハイブリッドモデルである点です。時針と分針のあるアナログ時計らしいカッコいいデザインとなっています。RevoDriveテクノロジーを搭載し、外部衝撃の強い環境でも正確な時刻補正が可能でアウトドアシーンに頼りになります。アナログ針は昼間に蓄光し夜に光るため夜間の行動中の視認性も抜群です。また、文字盤のディスプレイに様々な情報が表示されるのですが、計測データ表示の際にはアナログ針が邪魔にならないように自動的に動く仕組みとなっています。
機能面では、ソーラー充電機能を搭載し、スマートウォッチモードで最大70日間(2ヶ月以上)の連続使用が可能です。GPSセンサーを搭載し、時計単体でアウトドアやスポーツ中のアクティビティ計測が出来ます。健康管理機能やアウトドア機能、スポーツ機能など充実し、様々なシーンで便利に活用出来ます。
Garmin fenix 8 Sapphire Dual Power
- ガーミンのハイエンドスマートウォッチ
- プレミアム素材を採用し高級感あるデザイン
- ソーラー充電機能を備え最大48日間の超ロングバッテリー
- マイクとスピーカーを内蔵しBluetooth通話に対応
- アウトドアやスポーツ中にフルカラーマップ表示可能
- ダイビング機能搭載
ソーラー充電対応スマートウォッチのメーカーとして一番人気であるGarmin(ガーミン)の機種から、高級感があり機能性も抜群の上位機種を選びたいという人には、ガーミンの最新フラッグシップモデルである「fenix 8 Sapphire Dual Power 51mm(フェニックス8サファイアデュアルパワー51mm)」がおすすめです。
ガーミンのfenix 8 Dual Power(51mm)の最大の魅力は、圧倒的高級感と圧倒的機能性を備えるガーミン製最強スマートウォッチである点です。高級腕時計の素材としてお馴染みのサファイアガラス(サファイアパワーガラス)やチタニウムベゼルを採用し、ガーミン製最大の51mmサイズで、圧倒的な高級感ある外観となっています。スペック面では、最大48時間バッテリー(ソーラー充電使用時)、10気圧防水、Bluetooth通話対応、電子マネー(Suica)対応、音声コマンド搭載、地図表示機能、水深40mまでのダイビングに対応と、ハイスペック仕様です。
さらに、ガーミンが誇る全ての健康関連機能を網羅し、アウトドアGPSウォッチInstinctシリーズやランニングGPSウォッチForerunnerシリーズ、ゴルフGPSウォッチApproachシリーズなどの専門性の高い機能もほぼ網羅し、これ一つで何にでも対応出来る最強スマートウォッチとなっています。
SUUNTO VERTICAL
- 北欧生まれのおしゃれなデザイン
- 軍用規格MI-STD-810H準拠の丈夫なボディ
- SUUNTO初のソーラー充電対応で最大60日間連続使用可
- アウトドアシーンで重宝するオフラインマップ表示対応
- 95種類以上のスポーツモードを搭載
おしゃれでスタイリッシュなソーラー充電対応スマートウォッチが欲しいという人には、北欧フィンランド生まれのスマートウォッチブランドであり、世界中に多くのファンを抱えるSUUNTO(スント)のアドベンチャーウォッチである「SUUNTO VERTICAL(スントバーティカル)」がおすすめです。
SUUNTO VERTICALの最大の魅力は、北欧生まれのスマートウォッチらしいミニマルで美しいデザインです。米国国防省が制定した米軍軍事物質調達基準であるミルスペック(MIL-STD-810H)準拠のタフネスボディでありながらも、無骨さが一切ないスマートなアウトドアウォッチとなっているため、普段使いにもぴったりです。SUUNTO初のソーラー充電機能を搭載し、最大約2ヶ月間(60日間)の驚異的なバッテリー長持ち仕様となっています。また、GPSモードでも最大約6日間(140時間)のバッテリー持ちとなっているため、アドベンチャーレースにも活用出来ます。また、ネットに接続出来ない環境下でも時計画面に地図を表示出来るオフラインマップ機能を備えるため、登山やトレッキング、トレランでも安心です。
主にアウトドアを楽しむ人向けのアドベンチャーウォッチですが、95種類以上のスポーツモードに対応しトレーニング機能も充実しているため、ランニングやマラソン、サイクリングなどのスポーツでも便利に活用出来ます。
CASIO G-SQUAD DW-H5600MB
- カシオのソーラー充電対応スマートウォッチ
- G-SHOCK譲りの優れた耐衝撃性と防水性
- 直射日光下でも視認性抜群のMIPディスプレイ
- 加速度センサーで距離・速度・ペースなどを計測可能
- 心拍計や血中酸素、睡眠計などの健康機能を搭載
衝撃や水に強いソーラー充電対応スマートウォッチを求める人には、CASIO(カシオ)の世界的に大人気の腕時計であるG-SHOCKのスマートウォッチである「G-SQUAD DW-H5600MB」がおすすめです。
カシオのG-SQUAD DW-H5600MBの最大の魅力は、耐衝撃構造と20気圧防水を備えた、G-SHOCKらしい屈強なスマートウォッチである点です。数あるスマートウォッチの中でも最強レベルの20気圧防水(他は上位モデルでも大抵10気圧防水レベル)を誇るため、日常生活の水仕事やマリンスポーツでもガシガシ使うことが出来ます。また、ソーラー充電機能を搭載し、元々の連続使用時間30日間を伸ばして長い期間使い続けることが出来ます。GPSセンサーは搭載していないものの、内蔵の加速度センサーによりウォーキングやランニング中の距離・速度・ペースなどを計算し画面表示することが出来ます。また、心拍計や血中酸素、睡眠計などの健康管理機能も搭載しています。
他社のソーラー充電対応スマートウォッチと比べると機能性はやや劣るものの、G-SHOCKらしいタフネス仕様に一番魅力を感じる人には間違いのない機種です。
ソーラー充電対応スマートウォッチのおすすめ全機種のスペック比較表
機種 | Garmin Instinct2X DualPower |
Garmin Instinct Crossover DualPower |
Garmin fenix8 Sapphire DualPower 51mm |
SUUNTO VERTICAL |
CASIO G-SQUAD DW-H5600MB |
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画像 | |||||
販売ページ | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |
発売日 | 2023/5/12 | 2022/12/16 | 2024/10/4 | 2023/6/9 | 2023/5/19 |
価格 | 68,200円 | 77,000円 | 198,000円 | 119,900円 | 46,200円 |
サイズ | 50x50x14.5mm | 45x45x16.2mm | 51x51x15.4mm | 49x49x13.6mm | 51.1x44.5x16.6mm |
重量 | 67g | 65g | 67g | 87g | 65g |
ベゼル | FRP | 繊維強化ポリマー/ステンレス | チタニウム | ステンレス | ステンレス |
バンド | シリコン | シリコン | シリコン | シリコン | シリコン |
ディスプレイ | MIP | MIP | MIP | LED | MIP |
画面解像度 | 176x176 | 176x176 | 280x280 | 280x280 | ? |
防水 | 10 ATM | 10 ATM | 10 ATM | 10 ATM | 20 ATM |
バッテリー | 40日間+無制限 | 28日間+42日間 | 30日間+18日間 | 30日間+30日間 | 30日間+α |
ソーラー充電 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
対応OS | iOS/Android | iOS/Android | iOS/Android | iOS/Android | iOS/Android |
通知 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
通話 | - | - | ○ | - | - |
GPS | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
心拍計 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
血中酸素 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
心電図 | - | - | - | - | - |
睡眠計 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
音楽再生 | - | - | ○ | - | - |
電子マネー | ○ | ○ | ○ | - | - |
最後に:ほぼ充電要らずのソーラー充電対応スマートウォッチを活用してみよう
スマートウォッチは普通の腕時計と違い、毎日又は数日置きに充電が必要という点が大きな弱点です。実際、充電が面倒と感じているスマートウォッチユーザーはかなり多いです。しかし、ソーラー充電対応スマートウォッチを選べば、屋外を歩いているだけでも太陽光で勝手に充電出来るため、長い期間充電なしで使い続けることが出来ます。機種により、1ヶ月以上、さらには2ヶ月以上も充電不要で使える機種もあります。スマートウォッチの頻繁な充電がめんどくさいと感じている人や、バッテリー持ちの良さを最優先に機種を選びたいという人は、ソーラー充電対応スマートウォッチを選んでみるのがおすすめです。