HUAWEI WATCH 5は4からどう進化した？GT 5 Proとの違いも比較！

HUAWEI（ファーウェイ）のフラッグシップスマートウォッチである“HUAWEI WATCHシリーズ”から二年越しのアップデートモデルである「HUAWEI WATCH 5」が登場。2023年モデルのWATCH 4の後継機である2025年最新作のWATCH 5は目玉機能であるHUAWEI X-TAPをはじめ、旧モデルから大幅に進化し登場。

今回の記事では、HUAWEI WATCHシリーズの2025年最新モデルであるWATCH 5が前作のWATCH 4からどのように進化したのか、WATCH 5と4の違いを紹介しています。また、HUAWEIの人気シリーズである“HUAWEI WATCH GTシリーズ”の最新ハイエンドであるWATCH GT 5 Proとの違いも紹介しています。今、HUAWEIの高機能スマートウォッチを買うなら、最新フラッグシップモデルのWATCH 5か、少し安く買える旧作のWATCH 4か、それともGTシリーズのWATCH GT 5 Proか、迷っているという人は是非参考に。

HUAWEI WATCH 5とは

HUAWEI WATCH 5（ファーウェイウォッチ5）とは、ファーウェイが誇る最新テクノロジーを盛り込んだ2025年最新フラッグシップモデルです。2023年発売のWATCH 4の後継機として2年越しに登場したファーウェイのハイエンドスマートウォッチであり、2025年6月3日発売開始。

2025年最新作であるHUAWEI WATCH 5の最大の特徴は、ワンタップで僅か1分以内に8種類もの健康関連指標を取得出来るHUAWEI X-TAPテクノロジーを搭載しているところです。リアルタイム血中酸素や心電図、心拍変動、情緒などを追加しヘルスケア機能が大幅に進化。また、ランニング機能がより充実し、新たにゴルフ機能やダイビング機能も追加され、アウトドアスポーツを楽しむためのウォッチとしての使い勝手も大幅に向上。もちろん、デザイン性にも優れ、プレミアム素材も贅沢に採用しているため、まさにフラッグシップというに相応しい機種となっています。

今回のHUAWEI WATCH 5は46mmと42mmの二サイズ展開で、46mmがブラックとパープルの二色、42mmがベージュの一色展開となっています。主に、46mmサイズが男性向け、42mmサイズが女性向けです。

HUAWEI WATCH 5と4を比較し、WATCH 5が進化したところ

左：WATCH 5、右：WATCH 4

HUAWEIの最高峰のスマートウォッチである“HUAWEI WATCHシリーズ”の2年越しのアップデートモデルである2025年最新機種「HUAWEI WATCH 5」は旧機種のWATCH 4からどのように進化を遂げたのか気になるところ。HUAWEI唯一のeSIM対応スマートウォッチである点は同じですが、WATCH 5と4には大きな違いとして、「サファイアガラス」、「HUAWEI X-TAP」、「心電図」、「心拍変動」、「情緒モニタリング」、「スマートジェスチャー」、「ランニング機能」、「ゴルフ機能」、「ダイビング機能」の9点の違いがあります。

進化①サファイアガラス

HUAWEI WATCH 5はレンズ素材がWATCH 4の3Dガラスからサファイアガラスへとアップデートしています。サファイアガラスは高級時計の風防にも使われるプレミアム素材で透明度が高く傷に強いのが特徴です。また、一般的な平面仕上げではなく球面仕上げのサファイアガラスが、宇宙・惑星からインスピレーションを得たという滑らかな流線型デザインのボディの見た目の美しさをより引き立ててくれています。

進化②HUAWEI X-TAP

今回新発売のHUAWEI WATCH 5の一番の進化点であり、注目度NO.1の機能が、HUAWEI X-TAPです。HUAWEI X-TAPテクノロジーとは、心電図やPPG、10レベル圧力センサーを1つのコンパクトなモジュールに統合し、高速かつ高精度の読み取りを実現した最新センサーテクノロジーのことです。このHUAWEI X-TAPテクノロジーにより、ボディ側面のボタンに指が触れるだけで合計8つの主要健康指標（心電図・心拍数・血中酸素・体表面温度・ストレスレベルなど）を一気にリアルタイム測定出来ます。今までのスマートウォッチのヘルスケア測定よりも、高精度に、高速に、まとめて測定できるというのがHUAWEI X-TAPテクノロジーのすごいところです。

また、合計8つの指標とともに、パーソナライズされた分析を含む包括的なレポートも取得出来ます。

進化③心電図

HUAWEI WATCH 5は2023年モデルのWATCH 4には無かった心電図を搭載しています。この心電図機能は家庭用医療機器として厚生労働省から認可されている機能なので日本国内でも問題なく使用可能です。WATCH 5の心電図機能は、ボディ側面の電極に約30秒間触れるだけで簡単に心電図を測定し記録出来ます。また、測定し記録したデータは印刷して病院へ持っていき、医師と共有することも可能です。

進化④心拍変動測定

HUAWEI WATCH 5は4にはない心拍変動（HRV）も測定可能です。心拍変動はストレスの状態を反映する指標と言われ、心身にストレスがかかっているかどうかを把握するのに役立てることが出来ます。

進化⑤情緒モニタリング

HUAWEI WATCH 5はこちらも4にはなかった情緒モニタリングを追加しています。情緒モニタリングとは、着用者の気分を「快適」、「普通」、「不快」の3段階で評価してくれる機能です。今どんな気分か客観的に把握出来るので便利です。また、不快の状態が続いた場合には、呼吸エクササイズを活用してリラックスしてみるなどのアクションも取れます。

進化⑥スマートジェスチャー

HUAWEI WATCH 5はHUAWEIスマートウォッチ史上初の高性能NPUを搭載した直感的なスマートジェスチャー機能を備えています。HUAWEI X-TAPと同じくWATCH 5の革新的な進化ポイントです。スマートジェスチャーはダブルタップとダブルスライドの2種類あり、通話の管理やアラームの停止、音楽のコントロール、リモートシャッターなどの操作をウォッチ画面を触ることなく片手の指先でのジェスチャーのみで操作出来ます。

進化⑦ランニング機能

HUAWEI WATCH 5は4同様にランニング機能を備えていますが、4にはなかったランニングフォーム測定やワークアウトモード中のフルカラーマップ表示などを追加し、ランニングウォッチとしての機能性が向上しています。ランニングフォーム測定では、左右の足のバランスや接地時間など、ランナーのパフォーマンスアップに欠かせないランニングフォームに関するデータを計測出来るため、怪我をしないランニングフォームへの改善や、パフォーマンスアップへと役立てることが出来ます。また、スマホを手に持っていない状態（オフライン状態）でも時計画面上でフルカラー地図を表示しながらのナビゲーションを利用出来るため、知らない土地を走る際にも頼もしい相棒となります。

進化⑧ゴルフ機能

HUAWEI WATCH 5は4にはなかったゴルフ機能を搭載し、ゴルフGPSウォッチとしても活用出来るスマートウォッチへと進化しています。WATCH 5には、距離測定やグリーンまでの距離、ハザードまでの距離、グリーンの傾斜、グリーンの方向、デジタルスコアカードなど多彩なゴルフ機能を搭載しています。WATCH 5はゴルフナビとしても優秀なスマートウォッチであるため、コース攻略のための良い相棒となるはずです。

進化⑨ダイビング機能

HUAWEI WATCH 5は新たにダイビング機能も搭載しています。40メートルフリーダイビングに対応するダイビング機能。ホバータイマーや水の種類の識別、安全リマインダーなどのプロレベルの機能、スタミナ強化のためのテストなどのトレーニング機能も充実しています。

HUAWEI WATCH 5とGT 5 Proを比較しての違い

左：WATCH 5、右：WATCH GT 5 Pro

HUAWEI WATCH 5は旧機種の4から、目玉機能であるHUAWEI X-TAPやスマートジェスチャーなどを筆頭に大きな進化を遂げています。それでは次に、2024年発売のGTシリーズのフラッグシップモデルであるWATCH GT 5 Proとの違いも気になるところです。実際、WATCH 5とWATCH GT 5 Proはどちらも高級感あるデザインに、ゴルフにダイビングにも対応した高い機能性を備え、WATCH 5か、WATCH GT 5 Proか、で悩む人も多いです。そんなWATCH 5とWATCH GT 5 Proの大きな違いは、「eSIM」、「HUAWEI X-TAP」、「スマートジェスチャー」、「バッテリー」の4点です。

違い①eSIM

HUAWEI WATCH 5とWATCH GT 5 Proの最も大きな違いは、eSIM対応かどうかです。WATCH GT 5 ProはeSIM非対応ですが、WATCH 5はeSIM対応スマートウォッチです。eSIM対応のWATCH 5なら、Apple WatchのセルラーモデルやGalaxy WatchのLTEモデルのように、時計単独で音声通話やメール送受信、ナビゲーションなどの機能を利用出来るようになります。スマホが近くになくてもウォッチ単体で音声通話やデータ通信が出来る機種が欲しいという人ならWATCH 5一択です。

違い②HUAWEI X-TAP

WATCH 5とWATCH GT 5 Proの二つ目の違いは、WATCH 5で新登場したHUAWEIの画期的テクノロジーであるHUAWEI X-TAPです。WATCH 5ならHUAWEI X-TAPを活用出来るため、たった1分の短い時間で合計8つの健康関連指標を取得出来ます。測定方法も簡単で、ボディ側面にHUAWEI X-TAPセンサーが組み込まれており、そこに指を当てるだけです。しかも、精度も高いのがHUAWEI X-TAPの特徴です。このHUAWEI X-TAPセンサーにより、指先でのリアルタイム血中酸素レベルにも対応し、従来の手首で測る血中酸素レベルよりも精度の高い測定が可能です。

違い③スマートジェスチャー

WATCH 5とWATCH GT 5 Proの三つ目の違いは、こちらもWATCH 5で初登場のスマートジェスチャーです。このスマートジェスチャーを活用することで、ウォッチ画面を操作することなく、指先の動きだけでウォッチ操作が出来て便利です。スマートジェスチャーにはダブルタップとダブルスライドの2種類あり、どちらも直感的に使いやすいジェスチャーです。

違い④バッテリー

WATCH 5とWATCH GT 5 Proの四つ目の違いは、バッテリーです。バッテリーに関しては2025年フラッグシップモデルのWATCH 5よりも、2024年発売のGTシリーズのプロモデルであるWATCH GT 5 Proの方が圧倒的に優秀です。WATCH 5は旧機種の4からバッテリー持ちはよくなっているものの、それでも最大4.5日間です。一方、WATCH GT 5 Proは最大14日間の脅威的なバッテリー持ちを誇ります。そのため、バッテリー持ちを重視したい人や、持久系スポーツで活用したい人は、バッテリー持ちの良いWATCH GT 5 Proを選んでおくのがおすすめです。

HUAWEI WATCH 5と4、GT 5 Proのスペック比較表

機種	WATCH 5	WATCH 4	WATCH GT 5 Pro
画像
販売ページ	amazon	amazon	amazon
発売日	2025年6月3日	2023年11月24日	2024年10月9日
価格	76,780円	65,780円	48,180円
サイズ	46x46x11.3mm	46.2x46.2x10.9mm	46.3x46.3x10.9mm
重量	63g	48g	53g
レンズ	サファイアガラス	3Dガラス	サファイアガラス
ベゼル	ステンレススチール	ステンレススチール	チタニウム
ケース	ステンレススチール	ステンレススチール	チタニウム
バンド	フルオロエラストマー	フルオロエラストマー	フルオロエラストマー
ディスプレイサイズ	1.5インチ	1.5インチ	1.43インチ
ディスプレイタイプ	AMOLED	AMOLED	AMOLED
画面解像度	466x466	466x466	466x466
最大輝度	3000nit	?	?
タッチスクリーン	○	○	○
防水	5ATM	5ATM	5ATM
バッテリー	4.5日間	3日間	14日間
ワイヤレス充電	○	○	○
eSIM	○	○	-
HUAWEI X-TAP	○	-	-
スマートジェスチャー	○	-	-
通知	○	○	○
クイック返信 (Androidのみ)	○	○	○
キーボード入力 (Androidのみ)	○	-	○
Bluetooth通話	○	○	○
音楽コントロール	○	○	○
音楽保存再生 (Androidのみ)	○	○	○
懐中電灯	○	○	○
天気情報	○	○	○
悪天候の警告	○	○	○
ムーンフェイズ,潮,日の出,日の入	○	○	○
GPS	○ (GPS/GLONASS/Galileo/Beidou/QZSS)	○ (GPS/GLONASS/Galileo/Beidou/QZSS)	○ (GPS/GLONASS/Galileo/Beidou/QZSS)
デュアルバンドGPS	○	-	○
ヒマワリ型アンテナ	○	-	○
各種センサー	加速度/ジャイロ/地磁気/光学式心拍/環境光/気圧/温度/深度/圧力	加速度/ジャイロ/磁気/光学式心拍/環境光/気圧/温度/深度	加速度/ジャイロ/地磁気/光学式心拍/気圧/温度/深度
活動リング	○	○	○
ボディメイカー	○	-	○
心拍数	○	○	○
睡眠測定	○	○	○
睡眠中呼吸乱れ検知	○	-	○
睡眠時心拍変動	○	-	-
血中酸素測定	○	○	○
心電図	○	-	○
ストレス測定	○	○	○
体表面温度測定	○	○	○
情緒測定	○	-	○
呼吸エクササイズ	○	○	○
生理周期カレンダー	○	○	○
Health Clover	○	○	○
カスタムワークアウトモード	○ (100種類以上)	○ (100種類以上）	○ (100種類以上)
プロワークアウトモード	○ (20種類)	○ (20種類)	○ (20種類)
ワークアウトモードを自動識別	○ (6種類)	○ (6種類)	○ (6種類)
ランニングコース	○ (13種類)	○ (13種類)	○ (13種類)
ワークアウト中のフルカラーマップ	○	-	○
ランニングフォーム分析機能	○	-	○
ゴルフ機能	○	-	○
ダイビング機能	○	-	○

HUAWEI WATCH 5と4、GT 5 Pro、今選ぶならどれがおすすめ？？

今選ぶなら最新モデルのWATCH 5がおすすめ！！

HUAWEIの2025年最新フラッグシップモデル“WATCH 5”の登場により、最新ハイエンドのWATCH 5にするか、旧機種の4にするか、それともGTシリーズのハイエンドであるWATCH GT 5 Proにするか悩むところ。今、機能性を重視して選ぶなら、2025年新発売のニューフラッグシップの「WATCH 5」がおすすめです。

HUAWEI WATCH 5の最大の魅力は、たったの1分で心身の状態を見える化出来るHUAWEI X-TAPテクノロジーを搭載している点です。ボディ側面に指を当てるだけで、心電図・心拍数・血中酸素・体表面温度・ストレスレベル・心拍変動・情緒・睡眠時呼吸乱れの合計8つの指標を短い時間で、高精度に取得出来る画期的なスマートウォッチです。また、スマートジェスチャー対応で指先の動きだけでウォッチ操作が出来るのも大きな魅力です。HUAWEIの最新機能に少しでも早く触れたいならWATCH 5一択です。

さらに、WATCH 5は宇宙空間と大気圏の境界線であるカーマ・ラインにインスパイアされた近未来的で美しい流線型デザインも魅力的です。フラッグシップに相応しいスタイリッシュで高級感あるスマートウォッチとなっており、ビジネスシーンでもカッコよく着用出来ます。

コスパで選ぶなら、WATCH GT 5 Proが間違いなし！

フラッグシップモデルのHUAWEI WATCH 5が高いと感じる人には、HUAWEIの人気モデルである「WATCH GT 5 Pro」がおすすめです。

HUAWEI WATCH GT 5 Proの最大の魅力は、定価5万円以下で買えるスマートウォッチとしては間違いなく最強のスペックを誇る機種である点です。サファイアクリスタルガラスとチタンベゼルといったプレミアム素材を採用したボディはWATCH 5にも負けないぐらいスタイリッシュで高級感があります。また、機能面では、高度なランニング機能に、ゴルフ機能、ダイビング機能も搭載し、測位精度抜群のヒマワリ型GPSアンテナを搭載するなど、スポーツやアウトドア用途としてもWATCH 5に負けない高性能っぷりです。おまけに、バッテリー持ちはWATCH 5よりも圧倒的な最大2週間のロングバッテリー仕様となっており、コスパがすごいです。

ヘルスケア機能としても、心電図や情緒モニタリングを搭載するなど、定価5万円以下とは思えないぐらい高スペックです。高機能スマートウォッチをコスパよく買いたい人には間違いのない機種です。

eSIM対応機種を安く買うなら、WATCH 4もあり！

eSIM対応スマートウォッチを少しでも安く買いたいなら、旧機種である「WATCH 4」を選んでみるのもおすすめです。基本的に2年越しのアップデートによりWATCH 5は4よりも大幅に機能性がバージョンアップしているため、今5ではなく4を選ぶメリットはあまりありません。しかし、WATCH 4は発売当初から値下がりしているため、eSIM対応機種を少しでも安く買いたい人には狙い目の機種です。ただし、WATCH 5登場により在庫はどんどん少なくなっていくため、買うなら早めがおすすめ。

HUAWEIの高機能スマートウォッチを体験してみよう！

遂にHUAWEIのフラッグシップモデルであるHUAWEI WATCHシリーズの2025年最新作「WATCH 5」が登場。WATCH 5は4同様にHUAWEI唯一のeSIM対応機種でウォッチ単体で音声通話やデータ通信を利用出来るのが魅力。また、今回のアップデートにより、革新的テクノロジーのHUAWEI X-TAPやスマートジェスチャーなどの新機能も実装されています。今、HUAWEIの最新技術に触れたいならWATCH 5がおすすめ。また、もう少し安くHUAWEIの高機能スマートウォッチを試してみたいならWATCH GT 5 Proがおすすめ。WATCH 5か、WATCH GT 5 Proか、どちらかベストな方を選び、HUAWEIの機能性の高さを体験してみましょう。