HUAWEI WATCH FIT 4は3からどう進化した？Proとの違いも比較

HUAWEI（ファーウェイ）の高コスパスマートウォッチであるHUAWEI WATCH FITシリーズから2025年最新モデルである「HUAWEI WATCH FIT 4」と「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」が登場。今作も非常にコスパが高いと評判のFIT 4は前作のFIT 3からどのような進化を遂げたのか、また、シリーズ初のProは通常モデルとどう違うのか気になるところ。今回の記事では、HUAWEI WATCH FIT 4がFIT 3から進化したところと、FIT 4とFIT 4 Proの違いの比較を紹介しています。FIT 3の後継機であるFIT 4と、新登場のFIT 4 Proが気になっているという人は是非参考に。

HUAWEI WATCH FIT 4

HUAWEI WATCH FIT 4（ファーウェイウォッチフィット4）とは、中国の人気スマートウォッチメーカーであるHUAWEIの高コスパモデル“HUAWEI WATCH FITシリーズ”の2025年最新作です。HUAWEI WATCH FITシリーズは低価格でありながらも、スタイリッシュなボディに多彩な機能を盛り込んだコスパ最強スマートウォッチです。今回（2025年6月3日）発売のHUAWEI WATCH FIT 4は2024年5月発売のFIT 3の後継機です。

HUAWEI WATCH FIT 4は、FITシリーズ初の気圧センサーを搭載し、ハイキングや登山、トレイルランニングなどの山系アクティビティにも対応出来るスマートウォッチへと変貌を遂げています。ヒマワリ型アンテナとデュアルバンド5種衛星システムに対応しアクティビティやワークアウト中のGPS計測精度も向上。ヘルスケア機能では情緒モニタリングや睡眠時心拍変動（HRV）を追加。機能性が大きくアップデートされながらもボディはさらに薄型化され装着時の快適性も向上しています。

また、今作より、HUAWEI WATCH FITシリーズ初のフラップシップモデルであるFIT 4 Proも登場。FIT 4 ProはApple Watch Ultraライクなタフネスボディにゴルフ機能やダイビング機能を盛り込んだ本格アウトドアウォッチです。

FIT 4（通常モデル）

FIT 4 Pro（フラッグシップモデル）

HUAWEI WATCH FIT 4と3を比較し、FIT 4が進化したところ

左：FIT 4、右：FIT 3

2025年新登場のHUAWEI WATCH FIT 4は、2024年発売のFIT 3からどのような進化を遂げたのか。FIT 3からFIT 4へのアップデートで大きく変わったのは、「ボディ薄型化」、「画面輝度向上」、「ワイヤレス急速充電対応」、「HRV」、「情緒」、「ヒマワリ型アンテナ」、「気圧計」、「フルカラー地図」、「ランニングフォーム分析」の9点です。

進化①ボディ薄型化

HUAWEI WATCH FIT 4はFIT 3よりもさらにボディが薄型化されました。FIT 3のボディ厚み9.9mmからFIT 4は9.5mmへと0.4mm薄くなっています。機能面では大きくバージョンアップしているのにボディ厚みが薄くなっていることで、睡眠中や運動中でもよりストレスなく装着出来るようになっています。

進化②画面輝度が向上

HUAWEI WATCH FIT 4はFIT 3と同じ1.82インチAMOLEDディスプレイ（解像度480x408）を採用していますが、画面輝度が1500nitから2000nitへと向上しています。つまり、FIT 4の方が画面がより明るくなっているため、直射日光下での視認性が向上しているのです。特に、屋外でウォーキングしたり、ジョギングしたり、山へハイキングや登山へ行ったりする場面で、画面の明るさ向上が大きな威力を発揮します。

進化③ワイヤレス急速充電対応

HUAWEI WATCH FIT 4は遂にQi規格のワイヤレス充電に対応しました。ワイヤレス充電非対応のFIT 3は付属の充電クレードル付きUSBケーブルを本体へ接続する必要があったため、置くだけで簡単に充電出来るようになったのは大きな進化です。また、急速充電に対応しており、約10分で1日分の充電が出来ます。満充電も75分で出来ます。ちなみに、バッテリー持続時間は最大10日間で、FIT 3から変わりはありません。

進化④睡眠時心拍変動

HUAWEI WATCH FIT 4は睡眠機能をより充実させるために、FIT 3にはなかった睡眠時心拍変動（HRV）を新たに追加しています。睡眠時心拍変動は、睡眠中の連続する心臓の鼓動間の時間間隔の変化量を表すものであり、自律神経のバランスや睡眠の質を反映する指標です。この睡眠時心拍変動は、睡眠の質の良し悪しや心の健康状態の把握などに役立てることが出来ます。

また、過去の個人基準範囲と比較して、昨晩の睡眠指標（睡眠時心拍数・心拍変動・血中酸素レベル・呼吸数）がどうだったのかすぐに確認出来る睡眠分析機能も新たに搭載されています。

進化⑤情緒モニタリング

HUAWEI WATCH FIT 4は新しいヘルスケア機能として情緒モニタリングも追加しています。情緒モニタリングとは、今の気分をモニタリング出来る機能です。実際の情緒モニタリングでは、「快適」「普通」「不快」の3段階で今の気分を推測し自動で記録してくれます。もし、不快の状態が続いている時には、気持ちを落ち着かせるために呼吸エクササイズを使ってリラックスを図るなどのアクションを取ることも出来ます。

進化⑥ヒマワリ型アンテナ

HUAWEI WATCH FIT 4はFIT 3からGPS計測精度が大きく向上しています。FIT 4では、まるで太陽の方を向いて咲くヒマワリのように常に衛星の方を自動認識し信号を最適な状態に調整するヒマワリ型アンテナを搭載しています。また、L1信号とL5信号の二つの異なる周波数帯域の信号を同時受信出来るデュアルバンドGPSにも対応することで、FIT 4はFIT 3からGPS精度が約20%も向上しているとのことです。ランニングや登山などのGPS計測を伴うアクティビティをする頻度が多い人には、このGPS精度向上は大きなアップデートです。

進化⑦気圧センサー

HUAWEI WATCH FIT 4は今までのFITシリーズにはなかった気圧センサー（気圧計）を初搭載しています。気圧センサーが搭載されたことにより、ハイキングや登山、トレイルランニングなどのワークアウト計測中に、高度や合計上昇距離、気圧などを測定可能となっています。また、急な天候悪化による暴風雨もいち早く察知出来るようになっています。この気圧センサーは山系アクティビティをする際にとても重要なセンサーであるため、ハイキングや登山、トレランなどをする人にとっては非常に嬉しい進化です。

進化⑧フルカラーマップ

HUAWEI WATCH FIT 4はまさかの地図表示機能を搭載。2万円台で買えるスマートウォッチとしては珍しいオフラインフルカラーマップ表示機能を備えているため、地図表示機能付きスマートウォッチが欲しいという人にはかなりコスパが高いです。この地図表示機能は、ヤマップやヤマレコなどのサードパーティ製アプリからGPXルートデータをインポート出来るため、ハイキングや登山を楽しむ人にとっては非常に便利な機能です。もちろん、山だけではなく市街地でもフルカラーマップは利用可能なので、旅先でフルカラーマップによるナビを利用しながら旅ランを楽しむことも出来ます。事前にルートデータを取り込んでおけばスマホを携帯する必要はありません。

進化⑨ランニングフォーム分析

HUAWEI WATCH FIT 4ではランナーに嬉しい機能であるランニングフォーム分析機能を新追加しています。ランニングフォーム分析機能では、接地時間バランスや垂直振動などの高度なランニングデータを測定可能です。これら測定したランニングデータは、ランニングフォームの改善や、怪我予防などに役立てることが出来ます。

HUAWEI WATCH FIT 4と4 Proを比較しての違い

左：FIT 4、右：FIT 4 Pro

HUAWEI WATCH FITシリーズの2025年最新機種であるFIT 4は、通常モデルの「FIT 4」とフラッグシップモデルの「FIT 4 Pro」の2種類あります。FIT 4とFIT 4 ProはFIT 3からさらにボディ薄型化され、GPS精度が向上し、地図表示機能が追加され、心拍変動や情緒モニタリングなどの新しいヘルスケア機能も搭載され、大きくバージョンアップしています。では、FIT 4とFIT 4 Proにはどんな違いがあるのか気になるところ。FIT 4とFIT 4 Proの大きな違いは、「ガラス・ベゼル素材」、「画面輝度」、「心電図」、「ゴルフ機能」、「ダイビング機能」の5点です。

違い①ガラス・ベゼル素材

無印のFIT 4と、Proを冠したFIT 4 Proの大きな違いの一つ目が、ガラスとベゼルの素材の違いです。FIT 3は一般的な強化ガラスとアルミニウムベゼルを採用しているのに対し、FIT 4はApple Watch Ultraなどの高価格帯のスマートウォッチに採用されるサファイアガラスとチタンベゼルを採用しています。サファイアガラスは優れた硬度と耐久性を備え、チタンベゼルは強靭で腐食性に優れるなど、FIT 4 Proはアウトドアシーンでもガシガシ使えるタフネスボディである点が大きな魅力です。また、Apple Watch Ultraそっくりのデザインで高級感漂う見た目も魅力的です。

ビジネスシーンでも着用したい、登山やトレランなどの山系アクティビティを楽しみたいなら、高級感がありタフであるFIT 4 Proの方を選んでみるのがおすすめ。

違い②画面輝度

FIT 4とFIT 4 Proの大きな違いの二つ目は、画面輝度です。FIT 4が最大輝度2000nitに対し、FIT 4 Proは3000nitです。3000nitはApple Watch Ultraと同じです。普段使いならFIT 4でも全く問題ありませんが、夏場の強い日差しの下で屋外アクティビティを楽しむなら、3000nitの画面輝度を誇るFIT 4 Proの方が画面が見やすくて安心です。

違い③心電図

FIT 4とFIT 4 Proの大きな違いの三つ目は、心電図です。FIT 4 Proはまさかの厚生労働省認可の心電図機能を搭載しています。定価4万円以下で日本国内で使用出来る心電図搭載スマートウォッチとして最安値です。FIT 4 ProはFIT 4よりも定価で約1万3千円高いフラッグシップモデルではありますが、心電図搭載機種としてはコスパ最強機種です。健康管理機能の一つとして心電図に興味があるなら、FIT 4 Pro一択です。

違い④ゴルフ機能

FIT 4とFIT 4 Proの大きな違いの四つ目は、ゴルフ機能です。FIT 4はゴルフ機能非搭載ですが、FIT 4 ProにはHUAWEIの上位スマートウォッチであるHUAWEI WATCH GT 5 Pro（定価48,180円）と同等のゴルフ機能が搭載されています。FIT 4 Proにはゴルフナビ機能として人気の高い、ゴルフマップやグリーンまでの距離、ハザードまでの距離、グリーンの傾斜、風の強さ、距離測定など豊富な機能が搭載されているため、ゴルフGPSウォッチとして便利に活用出来ます。ゴルフするならFIT 4 Pro一択です。

違い⑤ダイビング機能

FIT 4とFIT 4 Proの大きな違いの五つ目が、ダイビング機能です。FIT 4はダイビング機能非搭載ですが、FIT 4 Proには水深40メートルまでのフリーダイビングに対応出来るダイビング機能が搭載されています。ダイビング機能では、潜水深度が深すぎたり潜水時間が長すぎるとリマインダーやアラームを受けられる安全機能も備えています。

HUAWEI WATCH FIT 4 Pro・4・3のスペック比較表

機種	FIT 4 Pro	FIT 4	FIT 3
画像
販売ページ	amazon	amazon	amazon
発売日	2025年6月3日	2025年6月3日	2024年5月22日
価格	37,180円	23,980円	23,980円
サイズ	44.5x40.0x9.3mm	43.2x38.0x9.5mm	26.3x43.2x9.9mm
重量	30.4g	27g	26g
レンズ	サファイアガラス	?	?
ベゼル	チタン	アルミニウム	アルミニウム
ケース	アルミニウム	アルミニウム	アルミニウム
バンド	フルオロエラストマー	フルオロエラストマー	フルオロエラストマー
ディスプレイサイズ	1.82インチ	1.82インチ	1.82インチ
ディスプレイタイプ	AMOLED	AMOLED	AMOLED
画面解像度	480x408	480x408	480x408
最大輝度	3000nit	2000nit	1500nit
タッチスクリーン	○	○	○
防水	5ATM	5ATM	5ATM
バッテリー	10日間	10日間	10日間
ワイヤレス充電	○	○	-
通知	○	○	○
クイック返信 (Androidのみ)	○	○	○
Bluetooth通話	○	○	○
音楽コントロール	○	○	○
音楽保存再生 (Androidのみ)	○	○	○
懐中電灯	○	○	○
天気情報	○	○	○
悪天候の警告	○	○	-
ムーンフェイズ,潮,日の出,日の入	○	○	-
GPS	○ (GPS/GLONASS/Galileo/Beidou/QZSS)	○ (GPS/GLONASS/Galileo/Beidou/QZSS)	○ (GPS/GLONASS/Galileo/Beidou/QZSS)
デュアルバンドGPS	○	○	-
ヒマワリ型アンテナ	○	○	-
各種センサー	加速度/ジャイロ/地磁気/光学式心拍/環境光/気圧/温度	加速度/ジャイロ/地磁気/光学式心拍/環境光/気圧/温度	加速度/ジャイロ/地磁気/光学式心拍/環境光
活動リング	○	○	○
ボディメイカー	○	○	○
心拍数	○	○	○
睡眠測定	○	○	○
睡眠中呼吸乱れ検知	○	○	○
睡眠時の心拍変動	○	○	-
血中酸素測定	○	○	○
心電図	○	-	-
ストレス測定	○	○	○
表面温度測定	○	-	-
情緒測定	○	○	-
呼吸エクササイズ	○	○	-
生理周期カレンダー	○	○	○
Health Clover	○	○	○
カスタムワークアウトモード	○ (100種類以上)	○ (100種類以上）	○ (89種類)
プロワークアウトモード	○ (20種類)	○ (20種類)	○ (13種類)
ワークアウトモードを自動識別	○ (6種類)	○ (6種類)	○ (6種類)
ランニングコース	○ (13種類)	○ (13種類)	○ (13種類)
ワークアウト中のフルカラーマップ	○	○	-
ランニングフォーム分析機能	○	○	-
ゴルフ機能	○	-	-
ダイビング機能	○	-	-

HUAWEI WATCH FIT 4 Pro、4、3、今選ぶならどれがおすすめ？？

初めてのスマートウォッチにはFIT 4がおすすめ！

コスパ最強と評判の高いHUAWEI WATCH FITシリーズの2025年最新機種が登場した今、通常モデルのFIT 4か、フラッグシップモデルのFIT 4 Proか悩むところ。もし、初めてのスマートウォッチ購入なら、スタンダードモデルであり、コスパ最強機種である「FIT 4」がおすすめです。（旧モデル3から価格据え置きなので今、FIT 3を選ぶメリットはほぼありません。）

HUAWEI WATCH FIT 4の最大の魅力は、定価2万円台前半とは思えないぐらい機能性が充実した2025年度におけるトップレベルの高コスパ機種である点です。軽量薄型のスタイリッシュなボディ内には、最大10日間使えるロングバッテリーや、アウトドアシーンに重宝する気圧計、アクティビティの計測がより正確に出来る精度の高いヒマワリ型GPSアンテナ、オフラインでもフルカラーマップによるナビを利用出来る地図表示機能を搭載し、スポーツやアウトドアシーンでも便利に活用出来るスマートウォッチとなっています。

また、心拍数や血中酸素、睡眠計、心拍変動（HRV）、ストレス、情緒などヘルスケア機能も多彩で健康管理用デバイスとしても優秀です。2025年の最新機種で少しでも安くて高機能な高コスパ機種が欲しいという人には、まず間違いのないスマートウォッチです。今、スマートウォッチデビューするなら、FIT 4がおすすめ。

高機能スマートウォッチを求めるなら、FIT 4 Proがおすすめ！！

マラソンやトレラン、登山、ゴルフ、ダイビングなどのスポーツ・アウトドアを楽しむためにアウトドアGPSウォッチが欲しいという人には、FIT 4よりもタフネス仕様である「FIT 4 Pro」がおすすめです。また、仕事使いも出来る高級感あるスマートウォッチが欲しいという人にも、FIT 4 Proが一押しです。

HUAWEI WATCH FIT 4 Proの最大の魅力は、他社のハイエンドスマートウォッチにも匹敵するだけのスペックを備えたアウトドアスマートウォッチです。外観はApple Watch Ultra似のデザインで、レンズ素材にサファイアガラス、ベゼル素材にチタンベゼルを採用しタフで高級感ある見た目となっています。タフであるため激しいスポーツやアウトドアシーンに最適ですし、高級感あるデザインのためビジネスシーンでもカッコよく着用可能です。

機能面では、専門性の高いゴルフ機能やダイビング機能も備え、様々なアウトドアスポーツを楽しめるウォッチとなっています。また、ヘルスケア機能として日本国内で正式に承認を得ている心電図を搭載しているのも特徴です。FIT 4 Proも機能性を考えると間違いなく高コスパのスマートウォッチです。特に、スポーツやアウトドアを楽しむ人に一押しです。

HUAWEIの高コスパスマートウォッチであるFIT 4シリーズを体験してみよう！

2025年新登場のHUAWEI WATCH FIT 4シリーズは間違いなくコスパ最強です。定価2万円台前半で買える通常モデルのFIT 4はもちろん、FITシリーズ史上初のProを冠したフラッグシップのFIT 4 Proも価格と機能性を考えると間違いなくコスパ最強です。スマートウォッチデビューならFIT 4、アウトドアスポーツを楽しむならFIT 4 Proでそのコスパの良さを多いに体験出来るはずです。2025年の今、コスパの高いスマートウォッチを選びたいという人は、HUAWEI WATCH FIT 4か、FIT 4 Proを選んでみましょう。